さて日本時間の6月11日午前2時からAppleのWWDC24が行われましたね。今回はリーク情報からAIが来るのではないかと期待を膨らませてライブ視聴していました。
今回はその中で発表されたiOS18のベータ版をさっそくインストールしたのでそのレビューをしていきます。
今回は具体的な発表内容や機能については割愛させていただき、実機でのレビューに限って紹介させていただきます。(具体的な内容は他の記事がたくさんあると思うので)
なお、現在のiOS18はbeta版であり、正式リリースは9月ごろと言われています。beta版は開発者向けであり、致命的なバグなどによってデータが消える危険性もあるので導入は自己責任でお願いします。
何が変わった?
発表内容については別途公式動画や要約動画を見ていただくことにして、ここでは今から使える、恩恵を受けられる機能について紹介していきます。
コントロールセンター
コントロールセンターのデザインが一新され、これらの機能が使えるようになりました。WWDCでもやっていた通り、配置が自由にできるようになり、配置できる種類も格段に増加しました。
アイコンの形はVision Proをイメージさせる丸みを帯びた形になっています。全体的にアイコンサイズが小さくなったため、より多くのショートカットを配置することもできます。
また、これまでは一画面のみだったのが複数枚登録することができ、音楽用やネットワーク設定のみで一画面を使うことができるようになりました。各画面の移動は上下にスワイプするのみです。
また、ロック画面のショートカットボタン(デフォルトでフラッシュライト・カメラが起動できるボタン)も自由にカスタマイズできるようになりました。
筆者はフラッシュライトはそのままで右側はテザリングにしてみました。
カスタマイズ性が高くてとてもいい感じです。あとは動作が安定するのを待つ感じです。
計算メモ
計算メモは計算機アプリに搭載されたメモ機能で手書きで入力することで自動的に答えを算出し、答えを入力してくれるものです。
この機能が搭載されたことにより、計算機アプリの左下に電卓ボタンが表示され、ここからモードが切り替えられるようになりました。(名前も英語のCalculatorになりました)
アップデート前までは通常計算機画面を横画面にすると科学計算画面になっていましたが、今回から新しいモードとして縦画面でも使えるようになりました。
手書きノートで書き、計算機に答えを出してもらったものです。
汚い字まで模倣をし、違和感のないものになっています。
また、この手書きからの計算機能は通常のメモアプリでも使用することができますが、メモアプリではイコールを書いた後すぐに計算結果が出るのではなく、上に計算結果を反映させるか一度確認が行われます。
「問題を解く」ボタンを押すことで回答が自動的に入力されます。
アイコンカラー
アイコンカラーが自由に設定できるようになりました。
ダークモードとカラーモードで自動的に鮮やかな配色にしてくれるのはデフォルトアプリのみです。その他のアイコンの色を変えるためには手動で色を選択する必要がありますが、正直かなり難しいです。
最適解を見つけた方がいればぜひ参考にさせていただきたいところです。
パスワード
パスワード管理アプリも可惜に導入されていました。
これまで設定の一部として存在していたものが、アプリとして登場しました。設定などは全て引き継がれており、確認等が便利になりました。
Wi-Fiなどのパスワードをまとめてくれるのは便利ですね。
iCloudに保存しているパスワードとその他のパスワードマネージャで管理しているものがぐちゃぐちゃだったのでこの機会に整理したいと思います。
写真 App
写真アプリも発表通りに一新されていました。AIが来るタイミングかと思っていたので驚きました。
写真アプリはモザイク処理が大変だったので公式サイトからの画像を添付しておきます。そのままこんな感じでした。
Safari
Safariのデザインも新しくなり、新たにタブグループ機能が追加されました。
このままタブを左側にスワイプすると新規でタブグループが作成されます。
タブをグループで管理できるのは便利ですね。(もっとも、筆者はArc Searchを愛用しているのであまり関係ありませんが)
また、リーダー機能なども追加されていました。
Message
メッセージアプリでは絵文字が全ての種類使えるようになっていました。
今はそのくらいです。
アプリロック機能
WWDCでライブ見ながら驚いたアプリのロック機能も使えるようになっています。
やり方は非常にシンプルでアプリアイコンを長押しして “Require Face ID” をタッチするだけです。すると下のような画面が出てくるのであとは表示に従えばロックされます。
注意点として、通知も内容は表示されず、通知を長押ししてロックを解除しないと(デバイスと通知の二重解除)見れない点です。
LINEのデフォルトロック機能を無効化してこちらの純正機能を試していますが、通知の面で不便だったら戻すのも検討しています。
まだ使えない機能は?
2024年6月11日現在でまだ使えない新機能(WWDCで発表はされたが未実装なもの、日本で使えないもの)としては主にAI機能となっています。
Apple Intelligence
この機能は年内に、おそらく秋ごろから英語で提供が開始されると思われます。また、秋のiOS18正式リリースでもAI機能はbeta版として提供される可能性が示唆されています。
また、英語で提供が開始されると書きましたが、最初は米国のみの提供になるかもしれません。
Siri
SiriもAIを活用したアップデートであるため、まだ利用することはできません。(従来のSiriのみ)
それに伴って、画像生成機能や要約機能などはまだ使用できません。
まとめ
AI機能を除く全ての機能はすでにBeta版に実装されています。
非常に新機能が多いiOSアップデートでした。新機能を探すのもとてもワクワクします。今後もしっかりと活用していきたいと思います。カスタマイズ性が大幅に向上したアップデートでしたが、今回の目玉アップデートであるApple Intelligenceはまだ来ていないのでiPhone 15 pro(対応機種がこれ以上)を片手に待ちましょう。
また、現在は開発者向けBeta版であるため、バグが多く、コントロールセンターなどのカスタマイズの際にもホーム画面にウィジェットが残ったり、うまく動かなかったりしました。
機器操作に慣れていない方、データが消えると困るという方はアップデータはまだ控えた方がいいでしょう。正式リリースを待ちましょう!
さらなるアップデートに期待していきたいところですね。
ご質問などがあればコメントまでお願いします。
ではまた次回の記事でお会いしましょう。
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